量産の設計：下書き→整形→校正→入稿の自動化ポイント
副業ライティングは、“下書き→整形→校正→入稿→記録”という反復のスポーツだ。 ここにムダが多いと、時間も集中力も消耗して、続かない。解決策はシンプルで、工程を見える化し、機械化できる部分を機械に任せること。
📌 量産に必要なワークフローを全体設計できる
📌 自動化と人の判断の境界線を引ける
📌 “下書き→整形→校正→入稿”の手戻りを激減させる
設計＝仕組み化は、才能の代わりになる。さあ、工程ごとに分解していこう。
ワークフローの全体像：集中力を“思考と判断”に残す
基本フロー（標準化したい5工程）
- 下書き：構成・要点出し・素材集め
- 整形：見出し・段落・装飾・ショートコード配置
- 校正：誤字脱字／表記統一／SEOキーワード／禁止語
- 入稿：CMS反映・アイキャッチ・メタ情報・出典整備
- 記録：URL・公開日・KW・所要時間・改善メモ
自動化 vs 人間判断の仕分け
📌 機械化：整形の定型処理／表記ゆれ検出／リンク切れ確認／キーワード出現率の測定
📌 人間判断：検索意図の解釈／構成の優先順位／比喩・世界観の選定／最終品質の可否
この見取り図を前提に、各工程の自動化ポイントを具体化していこう。
下書き→整形：テンプレート化で手戻りを断つ
書式ルールを最初に固定
- 改行・段落：1要点＝1段落。連続改行は使わない
- 見出し：h2＝問題提起／h3＝論点分解。「1見出し＝1主張＝1根拠」
- 装飾：強調は最小限、.listbox001／.box-point001を多用
- ショートコード：各ブロック末尾に一度だけ、重複禁止
“型”を使った下書きの進め方
📌 5分：見出しだけを一気に並べる（順番は後で）
📌 5分：各見出しに“結論1行”を置く
📌 5分：根拠と事例を1つずつ添える（出典は仮でOK）
Before→After（整形例）
- Before：見出しの中に複数主張が混在／段落が長い／装飾がバラバラ
- After：見出しごとに主張を1つに限定／段落短く／装飾はルール通り
テンプレートは速度と品質の“共通言語”。次は、集中力を守るための小さな寄り道に行こう。
校正と安定化：ブレない品質の作り方
校正チェックの分業
- 自動：誤字脱字・表記ゆれ・重複語・リンク切れ・出現率（KW/NGワード）
- 人間：検索意図との一致・論理の飛躍・言い回しのトーン・世界観の過不足
チェックリスト（最終確認）
📌 タイトルは“人に役立つ”を約束している？
📌 導入は悩み→解決の順でスムーズ？
📌 「1見出し＝1主張＝1根拠」を守った？
📌 一次情報／出典は明示した？
📌 内部リンクは“次に読むべき1本”へ繋がる？
📌 禁止語・誇大表現はない？
📌 読後に行動が決まる締めになっている？
“速さ”と“正確さ”の両立は、自動化と人の審美眼の二刀流で叶える。
入稿の効率化と記録：改善ループまでが仕事
入稿前セット（CMSに触る前の準備）
- 整形済みHTML（見出し・装飾・ショートコード済）
- アイキャッチ・代替テキスト・キャプション案
- 出典・脚注（.note-footer）・内部リンク先1〜2本
- メタ情報（スラッグ／ディスクリプション／OG）
記録して改善する
📌 URL／公開日／主KW／想定検索意図／所要時間
📌 導線（内部リンク）／成果指標（PV・CTR・滞在）
📌 次回の仮説（タイトル案／見出し差し替え候補）
入稿〜記録までを一連の“出荷プロセス”として、毎回同じ順番で回すのがコツだよ。
実務演習：自分フローを分解→量産スプリントv1作成
現在フローの棚卸し（10分）
- 工程を書き出す（下書き→整形→校正→入稿→記録）
- 各工程の時間・ムダ・ボトルネックをメモ
- 自動化できる処理／人が見る判断を色分け
量産スプリント手順書v1（20分）
📌 下書き：5分×3セットで見出し→結論→根拠
📌 整形：書式ルール適用／ショートコード配置／内部リンク仮置き
📌 校正：自動チェック→人の最終確認（7問）
📌 入稿：画像・メタ・脚注を一括投入→公開
📌 記録：CSVに必要項目を追記→改善仮説
量を回す設計が、成果を変える
📌 副業は「1本の完成度」より「回す設計」で決まる
📌 下書き→整形→校正→入稿→記録を標準化・自動化
📌 人は“思考と判断”に集中し、品質を安定化
次回は文章から半歩離れて、“視覚的に伝える力＝アイキャッチ戦略”へ。 読まれる入口を強化して、量産の歩留まりをもっと上げていこう。
