迷わず公開!ドラフト→画像→ログを一気通貫で回す投稿フロー
導入・問題提起:公開まで“あと一歩”で消耗していない?
「書くところまでは順調。でも、入稿と公開の段取りで毎回つまずく」——これは副業ライターの現場で本当によく聞く声なんだ。ドラフトの作成、アイキャッチや本文画像の差し替え、タグやカテゴリの設定、出典の最終確認、そして公開後の記録。どれも難しくはないけれど、細かくて時間がかかる定型作業だよね。しかもミスが出やすい。画像を間違えたり、出典を貼り忘れて再公開になったり……。こうした雑務が積み重なると、せっかくの熱量が「公開直前の作業」で冷えてしまうんだ。
でもね、視点を少し変えるだけで今日から現場は軽くなる。コツは、“自分しかできない判断”以外を流れにすること。つまり、タイトル最終調整や要約の磨き込み、配置の意図といった“判断”だけ残して、それ以外は決めた順番で無思考に進められるようにするんだ。これが「投稿フロー最適化」だよ。
📌 ドラフト投入はワンアクションに
📌 画像・メタ情報は slug 単位で事前に束ねる
📌 公開後は CSV ログで “見える化”
この3点が決まると、公開は“迷いゼロ”になる。
- 公開遅延の主因=毎回思い出しながら操作している(手順が固定化されていない)
- 品質低下の主因=チェック観点が人の記憶頼り(リストが無い)
- 二度手間の主因=素材が散在(画像・出典・メタが記事ごとにまとまっていない)
最適化のゴールは “気合い”じゃなくて “仕組み”なんだ。今日つくるフローは、次の10本、次の1か月を支える自分専用のレールになる。まずは現状のムダに気づいて、最短の一筆書きで公開まで走れる設計へ——その道筋を一緒に固めていこう。


設計の原則:判断と作業を切り分け、“一筆書き”で進む
最初に決めるべきは「人が見る」と「仕組みで回す」の境界だよ。記事の核になる要約の言い回しや見出しのニュアンス、導入やまとめのトーン——ここは作者の意図が乗るから人の判断を必ず残すべきなんだ。一方で、ドラフト作成・画像ひも付け・出典ボックスの配置・公開後の記録はルール化すれば機械的に回せる。だから設計図は“判断の島”と“作業の川”に分けるところから始めよう。
- 判断(人)に残す: タイトル最終案、冒頭リードの推敲、見出しの粒度、内部リンクの意図
- 作業(仕組み)に流す: ドラフト投入、画像の規格・命名・差し替え、出典ボックスの定位置化、CSVへのログ記録
つぎに“一筆書き”の順路を取ろう。下書き→整形→ドラフト→画像→メタ→最終チェック→公開→ログ。戻りが出る設計はNGだよ。各ステップで「何を入力し、何が出力されるか」を明文化しておく。例えばドラフト投入ではslug・カテゴリ・タグ・公開予定時刻を一度に与えて、出力としてドラフトURLを得る。画像段階は、1450×900のアイキャッチ・本文画像・代替テキスト(alt)を揃えて、命名規則 slug_key-001.jpg で統一。公開後はCSVに 公開日時/URL/slug/使用画像/出典の有無 を追記して、ダッシュボードで見える化するんだ。
- ドラフト投入: 入力=本文HTML/slug/カテゴリ/タグ/公開予定時刻 → 出力=ドラフトURL
- 画像処理: アイキャッチ1450×900/本文画像1600px以内/alt文言 → 命名規則
slug_key-001.jpg
- 公開後ログ: CSVに 公開日時/URL/slug/使用画像/出典有無 を追記し、ダッシュボードで見える化
技術的な方法は複数ある。WordPressならREST APIでドラフト作成やメディア登録ができるし、ノーコード派ならZapierやMakeで「Googleドキュメント → WPドラフト」連携も使える。大事なのはツールの種類じゃなくて、“同じ入力で同じ結果が返る安定性”だよ。ローカル運用を基本にしながら、外部サービスは“代替手段があるもの”を選ぶと安心だ。


具体フロー:ドラフト→画像→メタを“ひと束”で流す
ここからは実務で迷わないように、ドラフト→画像→メタ→最終チェックを“一筆書き”で通す標準フローを固めよう。道具は何を選んでもいい。ただし入力と出力の定義だけは固定する。これが量産時の安定を生むコア設計なんだ。
- ① ドラフト投入(入力→出力の定義)
入力:本文HTML(I NA NODE準拠)/slug/カテゴリ/タグ/予定時刻 → 出力:ドラフトURL・投稿ID - ② 画像登録(規格の固定)
アイキャッチ1450×900/本文画像最長辺1600px以内/altは“意味説明”で統一 - ③ メタ情報バンドル
Title/Description(80〜110字)/OGP(アイキャッチを流用)/構造化データ(記事種別の最低限) - ④ 最終チェック
出典ボックス(.note-footer)の位置/内部リンクの整合/ショートコードの重複なし
ドラフト投入はWordPressならREST APIでPOST /wp/v2/posts?status=draftにまとめて渡すと、カテゴリ・タグ・公開予定まで一気に付与できる。ノーコードなら「Googleドキュメント → WPドラフト」連携で代替してもいい。大事なのは、“記事ごとに必要な情報を最初の一撃で揃える”ことだよ。
画像はミスが起こりやすい工程だからこそ、slug で束ねておこう。/assets/slug-xxxx/
に hero-1450x900.jpg
/body-001.jpg
…のように命名し、台帳(CSV)に格納パスを残す。代替テキスト(alt)は「何が写っていて本文にどう関係するか」を説明的に。例えば「投稿フローを表すチェックリストの写真(記事の最終段で使う)」といった書き方にすれば、アクセシビリティだけでなく再利用時の判断スピードも跳ね上がる。
メタ情報は、Title と Description を“検索意図 × 読者メリット”で書き分けよう。Description は80〜110字で、本文で約束する価値(例:“1クリックでドラフト→画像→ログまで通す手順”)を具体的に。ここまでをテンプレ化しておけば、下流工程での迷いは一気に減るんだ。
📌 入力項目の固定(slug/カテゴリ/タグ/予定時刻)
📌 画像規格と命名の固定(1450×900/slug_key-###.jpg
)
📌 メタ文章の型(価値=具体行動を約束)


ログ&ダッシュボード:公開後の“見える化”が継続を守る
公開がゴールじゃない。公開後の管理まで設計して、初めて“次の記事”が軽くなるんだ。ここではCSVログと簡易ダッシュボードの作り方を押さえよう。目的は3つ——(1)何をいつ公開したかを即答できる、(2)素材の所在で迷わない、(3)改善の打ち手が見える。
- CSVカラム例: published_at, url, slug, title, category, tags, hero_path, body_paths, has_notefooter, internal_links, remarks
- 更新ルール: 公開直後に1行追記/修正時は備考に“ver-up YYYY-MM-DD”と記録
- 格納場所: リポジトリ or クラウド。
/logs/posts.csv
を固定
このCSVをスプレッドシートに読み込めば、フィルタとピボットで“媒体別/カテゴリ別/月別”の公開数や、note-footer(出典)の有無まで一目で把握できる。アイキャッチ変更や出典追記漏れといった事故も、“色付きセルのアラート”で可視化すればすぐ潰せる。
さらに内部リンクを台帳化するのもコツだ。internal_links カラムに「次導線(例:#05へ)」のように書いておくと、シリーズ導線の穴が一瞬で見つかる。結果として回遊が設計通りに回り、リライトの優先順位も決めやすくなるんだ。
📌 公開本数(週/月)
📌 出典ボックス設置率(note-footerの有無)
📌 シリーズ導線の接続率(内部リンクが貼れている割合)


実務演習:あなたの“最短フロー v1”を完成させる
最後は手を動かそう。目的は、“1クリックでドラフト→画像→ログまで”の最短フロー v1 を完成させること。完璧でなくていい。まずは動くものを作り、明日から使うことが勝ちだ。
- Step1|分解&設計: いまの手順を書き出し、戻りのある箇所に★印。順序を“下→整→ドラ→画→メタ→検→公→記”に再配列
- Step2|テンプレ作成: メタ台紙(Title/Desc/OGP)と画像命名規則、出典ボックスの雛形を固定
- Step3|半自動化: ドラフト投入だけでも自動化(REST or ノーコード)。成功したら画像登録も同じオーケストレーションに追加
- Step4|CSVログ: 公開直後に1行追加するショートカットを用意(フォーム入力→CSV追記でも可)
- Step5|KPI設定: 今月の公開本数/出典ボックス率/導線接続率をダッシュボードで見える化
📌 最短フロー図(A4・1枚)
📌 メタ台紙テンプレ(Title/Desc/OGP)
📌 posts.csv(サンプル3行入り)


まとめ|“公開までの一筆書き”で、創作に集中する
公開の遅れやミスの多くは、順序が揺れ、戻りが生まれる設計から起きる。だから今日つくった“ドラフト→画像→メタ→チェック→公開→ログ”の一筆書きこそが、継続のエンジンになる。入力と出力を固定し、画像・出典・メタを slug 単位で束ね、CSVで見える化する。これで、集中力は“書くこと”“考えること”に戻ってくるんだ。
📌 判断と作業の切り分け/戻らない順路の設計
📌 画像規格・命名・altの統一で取り回しが軽くなる
📌 CSVログと簡易ダッシュボードで改善と再利用が加速

