「セットで安く」は本当か?通信費見直しの新常識


そもそも「セット割」ってどういう仕組み?
格安SIMと光回線のセット割とは、同一事業者もしくは提携事業者が提供する「通信サービスを一括契約することで割引を受けられる」制度です。たとえば、OCNモバイルONE×OCN光、BIGLOBEモバイル×BIGLOBE光、などが該当します。
が、実はこの“セット割”が常にお得とは限らないのです。
落とし穴①:月額割引よりも回線料金が高いケース
よくあるパターンが、「SIM側の月額から220円引かれる代わりに、光回線の月額が通常より高く設定されている」というもの。


落とし穴②:契約期間の縛り&違約金
セット割が適用される契約プランの多くは、「2年縛り」「3年自動更新」といった長期拘束付きが大半。解約時に発生する違約金(例:10,450円〜)を見落とすと、気軽に他社へ乗り換えられません。
落とし穴③:通信品質は必ずしも最適ではない
「安い」「セット」という言葉に惹かれて契約してしまうと、日常的に通信が遅くてストレスになる可能性も。特にSIM側が「昼休み通信が激遅いタイプ」だと、スマホでの作業効率は激減します。
💡 「安さ」を求めるなら、その条件をよく見るべきです。月額料金・速度・契約年数・違約金・サポート品質など、比較すべきは“5項目”と覚えておいてください。
じゃあ実際どこがオトク?ジンが選ぶセット割3選
① OCNモバイルONE × OCN光
月額550円引き。ドコモ回線で安定性もあり、OCN光は比較的エリアが広い。注意点としては「新規受付停止中」の可能性があるため、現在の提供状況を要確認。
② BIGLOBEモバイル × BIGLOBE光
月額220円引き。UQ回線ベースで通信品質はまずまず。家族でBIGLOBE光を契約している人には最適解。キャンペーンによっては工事費無料も。
③ IIJmio × ひかり回線(提携事業者)
直接のセット割はないが、「スマホ+光回線」それぞれが安く、トータルでの実質負担が低いパターン。柔軟性を重視するユーザーにおすすめ。
比較マトリクス|月額・縛り・品質ざっくり表
事業者 | セット割額 | 縛り | 通信安定性 |
---|---|---|---|
OCN | ▲550円 | 2年 | ◎(ドコモ系) |
BIGLOBE | ▲220円 | 3年 | ○(UQベース) |
IIJmio | なし(本体が安い) | なし(提携光) | ◎(安定性高) |


「安くて便利」は、比較して選んだ人の特権
セット割はうまく使えば便利ですが、盲目的に選ぶと損をする構造です。重要なのは「トータル通信コスト」「縛り」「サポート品質」まで含めた全体比較。
あなたのライフスタイルに最適な組み合わせを、冷静に選んでいきましょう。
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